運命と言うものは、一体あるのか、ないのか、静かに考えてみたならば、何らかの形においてやはりあると思うのです。いやあると言うよりも人間に与えられていると思うのです。そしてその内容は複雑であり、人によってみなちがい、自分の運命の道を一生懸命歩めばよいと思うのです。素直に運命観に立つことです。運命は服従すべきものではなく、開拓すべき者だと言われますが、運命を生かすという考え方よりすると、運命に上手に乗ると言ったほうが良いと思います。これが運命を開拓(開運)すると言う本当の意味ではないかと思うのです。だから自己とその環境の人々との運命を、現代(科学)を超える叡智により良く承知していくことが大切だと思うのです。(松下翁・朝礼の講話より)
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